片栗粉がうまく使えない
料理初心者だと、片栗粉がうまく使いこなせないことがあります。
作り終わってよそっている時や、食べている時に片栗粉の塊が出てくることがありますし、人によっては片栗粉を入れる分量が分からずとろみがつきすぎてしまったり逆に片栗粉を入れたはずなのにサラサラとしてしまったりすることがあるのです。
片栗粉を上手に使うためにはいくつかコツがあります。
そこでここでは多くの料理で使う片栗粉を失敗なく使うコツを紹介しておきます。
片栗粉はあらかじめ溶いておく
片栗粉で失敗する人の中には水で溶くことなくそのまま入れている人がいます。
これは塊になる原因ですから必ずやめましょう。
このような直接入れている人の多くは調理中には時間がないということをあげます。
手を離すと調理中のものが焦げてしまうので、時間がないからそのまま入れるというのです。
そこで、片栗粉は料理を始める下準備の段階であらかじめ水に溶かしておくのがオススメです。
こうしておくと調理中に慌てる必要がありません。
>>何でとろみがなくなるの?!片栗粉で滑らかとろみをつける3つのコツ【まとめ】|料理のコツ|料理研究家・宮成なみの台所の知恵袋|料理研究家 宮成なみ 公式サイト
また、このように先に片栗粉を水に溶くことは水の浸透具合代わりとろみのつきやすくなるという効果もあります。
溶く量は水と片栗粉とを3対1で溶くようにするととろみの加減がよく仕上がります。
ただし、あらかじめ水に溶かしておくと時間の経過で皿の下に片栗粉が沈んでしまいますから、鍋に入れる前にしっかりとかき混ぜて全体を均一な濃さにしてから鍋に入れるようにしましょう。
加える時には火を止めてから
片栗粉は加えた鍋が熱すぎるとすぐに固まってダマになってしまいます。
そこで、温度を加減するためにも一度火を止めてから片栗粉を入れるようにしましょう。
火を止めることで落ち着いて片栗粉を入れることができ、ダマになることを防ぐことができます。
また、一気に入れてしまうと鍋の中で片栗粉がうまく混ざらずこれもダマになる原因となります。
そこで、少しずつ回し入れるようにして、入れ終わったら全体をよく混ぜて全体に片栗粉が行き渡るようにしましょう。
こうすることで片栗粉での失敗は大幅に減らすことができます。
一通り混ぜ終わったら最後の仕上げとして鍋を1分ほど温めます。
片栗粉というのは加熱しすぎるととろみの素になるデンプンが壊れてしまいとろみがつかなくなる原因となってしまうのです。
しかし、加熱が不十分でもデンプンが糊状にならず、とろみが消えてしまうことがあります。
そこで、火を止めて片栗粉をしっかりと混ぜ終わったら1分加熱して片栗粉のデンプンの働きをよくします。
この時、加熱しすぎてデンプンが壊れないように、しっかりと1分だけ加熱するのを徹底すればとても良い加減のとろみをつけることができます。