子どもの好き嫌いとの向き合い方

子どもの好き嫌いに悩んでいる保育士さんは少なくないでしょう。
野菜が食べられない子どもから肉が苦手な子どもまで食材の好き嫌いは大きく異なります。子どものお世話をする保育士さんにとって子どもの好き嫌いは大きな負担になっているはず。そこで、子どもの好き嫌いとの向き合い方を調べてみました。

栄養面では大丈夫なのか

子どもの好き嫌いで悩んでいる・・なかなか出した食べ物を食べてくれない、十分な栄養が取れているのか心配している保育士さんも少なくなでしょう。栄養学的な面からみるとお子さんが食べられない食材が10数程度であっても大体のケースでは栄養学的には問題がありません。

栄養面でまずいのは子どもがお菓子やジュースばかりを食べたり飲んだりしてしまう場合です。

食材の好き嫌いで、貧血、便秘、低体重で入院するケースもあります。こういった食生活で入院する子どもは親のネグレクトや無関心によるものがほとんど。つまり保育園では保育士がちゃんと食事を与えていれば、子どもは本能に従って必要な栄養素を摂取するので、過度に心配する必要はありません。

1歳になると子どもは食材の味や色、食べ物の形に敏感になってきます。特に普段あまり口にしない食材には敏感で、今まで食べてきたものは嫌う傾向があります。

特に視力が発達してくる1歳くらいから子どもは色で食べ物の好き嫌いを判断します。黄色や赤い色のものは好みますが緑のものは好みません。これは緑の野菜などは子どもの本能的に「未熟」と判断するからだそうです。ピーマンが嫌いな子どもが多いのは資格からの信号によるものが大きいのです。

次に子どもが好き嫌いを判断するのは「臭い」です。ネギやコーヒー、ビールなど臭いが強い食べ物は飲んだり食べたりしません。臭いが強い食べ物や飲物は「腐敗」していると察知するからだそうです。なので、緑でもキャベツやキュウリは比較的食べられることもが多いはずです。

最後に子どもの味覚は甘いものを好みます。グルタミン酸などのうまみ成分が入っているものも大好きです。イモ類、かぼちゃ、トウモロコシなどが大好き。つまり、「緑色」「強いにおい」「苦さ」がなければ好き嫌いの壁は越えられるのです。

食事を楽しむことが大事

子どもの好き嫌いで悩んでいる保育士さんは、食事の色や臭い、苦みを抑えれば子どもにとって美味しい食べ物だと判断して積極的に食事するでしょう。また、食事は楽しみながら食べるものだと教えるのも、好き嫌いをなくすポイントです。食事が楽しめるよう、工夫をこらして子どもとの相互信頼関係を気付きましょう。

こうした信頼関係を築くのは子どもと保育士だけではありません。
保育士同士で連携し、子どもの成長をみんなで見守っていけるような形で進めていける職場につけるのが一番です。そうした保育園を探す場合、多くの保育士の求人が掲載されている専用サイトを活用するようにしましょう。