土鍋でご飯を炊くのは決して難しくない
炊飯器というのは家電製品の中でも多くの人が持っているものです。
日本人はお米を食べる文化であるため、多くの人が毎日のようにご飯を食べています。
最近では高級炊飯器もたくさん販売されており、簡単でなおかつ美味しいお米が食べられると評判になっています。
しかし、炊飯器でご飯を炊くよりもガスでご飯を炊いた方が美味しいと言われています。
これは芯までしっかりと水分を含んで炊き上がるために、ふっくらとしたお米になるためです。
炊飯器は蒸気が出るために置き場所も選ぶ必要がありますが、ガスで炊けば換気扇もありますし、コンロ周りは蒸気が出ても心配する必要がありません。
また、ガスで炊いた方が電気を使うよりも経済的であるという意見もあります。
初めはとても難しいと思われがちですが、実は結構簡単に炊くことができます。
そこで、ここではガスと土鍋でお米を炊く方法を紹介していきます。
お米の研ぎ方と水加減
美味しいお米を炊くにあたって大事なことがお米を研ぐことと水加減です。
炊飯器であれば目安の線が引かれているのでそこまで水を入れれば十分ですが、土鍋には線がないために自分で計量が必要です。
お米を研ぐときにはあまりぎゅっと握って研ぎません。
お米がぶつかると形が崩れたり栄養分が逃げたりするためです。
最近では精米技術も進化しているので、さっと洗い流す程度で十分です。
研ぎ終わったらざるにあげて余分な水分を飛ばしておくと水加減を調整しやすくなります。
水の量はお米の1.2倍が目安とされていますが、新米の場合には水分を多く含んでいるので1.1倍で十分です。
火にかける
お米を研いで水を注いだら、少しの間お米を浸して待ちます。
目安としては30分で、あまり長く放置をしない方が良いです。
お米を浸して十分待ったら火にかけていきます。
火加減と蒸らし時間をきっちり守ることで一気に美味しさが変わってきます。
ご飯を炊くときにはまずは強火で沸騰するまで一気に温度を上げることが重要です。
沸騰したら土鍋の穴から液体が出てきますから、これを目安に弱火に変えます。
弱火で15分じっくりと炊くことで米の芯まで火を通すことができます。
15分経ったら火を止めて、蒸らすのですが蒸らし時間は10分です。
ここまで土鍋を開けません。
蓋をむやみに開けると土鍋の温度が下がってしまいうまく炊き上がらないのです。
蒸らし終わったら蓋を開けてしゃもじでひっくり返すようにほぐしていきます。
こうすることでご飯が土鍋の淵について固まることも防ぎますし、味を均一にすることもできます。
最後にもう一度蒸らしの作業が必要です。
混ぜ終わったらもう一度蓋をして10分蒸らしたら完成です。