捨てたらもったいない、大根の葉っぱ
最近ではエコの視点からも大根で食べられなかった皮の部分や葉の部分も調理して食べることが増えています。
これはゴミを減らすためのエコな取り組みや節約対策として効果があるだけではなく、十分に栄養を摂取するためにも必要なことです。
特に大根の葉は大根本体よりも栄養が豊富です。
ビタミンAはほうれん草と同等、ビタミンCはほうれん草よりも多いですし、カルシウムはほうれん草の約5倍も含まれているとされています。
これだけ栄養豊富であれば、捨てることなくしっかりとレシピに組み込みたいものです。
そこで、ここでは大根の葉を使ったレシピを紹介していきます。
大根の葉に含まれる栄養
大根に含まれる栄養素の中でも特に注目するべきなのがβカロテン、ビタミンCです。
どちらも体にとって大事な栄養素ですからぜひしっかりと摂取するようにしましょう。
βカロテンはビタミンAとなる栄養素で、体の代謝をよくしてくれるために美肌効果があると言われています。
また、目の神経伝達物質にもなるので鳥目の人が摂取すると暗いところでもものが見えるようになると言われています。
大根に含まれるβカロテンはほうれん草と同等、小松菜や水菜よりは多いとされ、ぜひ摂取したい野菜なのです。
ビタミンCはコラーゲン生成に欠かせない栄養素です。
メラニンの生成も防いでくれるために、美肌には欠かせない栄養素であると言えます。
また、ビタミンCを摂取することで免疫力を高める働きがあります。
これによって風邪をはじめとした感染症になりくくする効果もあるのです。
ビタミンCは大根の葉に含まれる量としては水菜と同じくらいでほうれん草や小松菜よりも多いです。
大根の葉の食べ方
大根の葉は普通の葉野菜と同じように生で食べたり茹でたり炒めたりと様々なアレンジができます。
しかし、せっかく食べるならば少しでも摂取できる栄養素を増やすために、摂取したい栄養素に応じて調理方法を変えるのがオススメです。
生で食べるのは、熱に弱いビタミンCをたくさん摂取するのに効果的です。
洗って刻んで食べるだけなので調理の手間も少ないことで、摂取がしやすくなります。
サラダに混ぜこむのが最も簡単ですが、ネギのように薬味の一つとして利用するのも彩にもなって便利です。
特に味噌汁に散らして食べるのはおすすめの料理法です。
次に、βカロテンは油で炒めて加熱をすることで吸収率をよくすることができます。
そこで、ビタミンAを摂取したい時には他の野菜とともに油で炒めるのがおすすめです。
オススメの食べ方として、ごま油で炒めて酢飯に混ぜ込んでいなり寿司にしたり、混ぜご飯として食べたりすることです。
カルシウムはお酢と一緒に吸収されるので、こうすることでβカロテンの吸収も良くなりなおかつカルシウムの吸収も良くすることができます。